
どうも!
諸葛菜です!
今回は羊祜(ヨウコ)です。
演義後半にちょこっと出てきて、呉の陸抗との交流を描いた美談が書かれていました。

- 羊祜(ヨウコ) 慈愛に満ちた清廉潔白の三国志末期の名将
- 羊コ part2 後期三国志の英雄!謙虚にして無私 私利私欲むき出しのどす黒い武将とは器が違う!
- 羊コ 仁徳の人ついに散る!曹操、諸葛亮と並び称された漢!
羊コは大好きですね。三国志演義後半では荒みきった蜀朝廷、孫呉の暴政、雑魚キャラ・小物キャラが満載です。普通に物語を読んでいく神経で普通に読んでは、なんとも面白くないのが演義後半^_^;
でも、荒廃しきった演義後半の物語に一花を添えてくれたのが羊コ&陸抗。
「よっしゃ!羊コ書くぞ!( ゚д゚)」
と、思ったもののウィキの内容が充実しているのなんの!私が三国志演義の出落ち、雑魚キャラ、マイナー武将にこだわった理由の一つに、「ウィキの内容やネットでの資料が乏しい」ことがあげられます。
メジャーだとウィキ見ればすぐにわかるし、わかりやすい。その点、雑魚部将なら資料もあまりないので、紹介のしがいがある。脚色もある程度できますしね^_^;
というわけで、今回の羊コについては・・・ウィキを見て下されい!
・・・
このように書いてしまうとあまりにいいかげんなので、さっくり書かせて頂きます。
羊コ…それは晋初期の名将
征南大将軍となり、太傅を追贈されました。荊州の守備に付き、対呉戦争では軍事、政治にも仁徳を施した仁慈に満ちた部将でありました。清廉潔白、徒党を組んで私服を肥やさず、外戚の権力に頼らず、深く軍民を愛した漢。
232年
羊コが12歳の頃、父が死去。叔父の羊耽を敬い、叔父のもとで成長。おばの辛憲英とは関係が良好で、史書の中にも二人の小話は散見されています。羊コは身長170cm(当時としてはかなり大柄)の立派な体格とひげ、眉が美しく、文にも長けた青年となった。その器量に惚れた夏侯威は、夏侯覇の娘を羊コに嫁がせた。
249年
曹爽の台頭。これはウィキにある通り、羊コの先見の明が光ります。曹爽に仕官するよう王沈が羊コに進めましたが、これを断りました。
255年
羊コの姉の夫、つまり叔父の司馬師が死亡。
司馬昭が朝廷の車を派遣し、羊コを説得、仕官させた。
この時代は、鐘会が司馬昭の寵愛を受けていて、鐘会は自分にはない才能を持った人間を目の敵にしたので、羊コは随分と鐘会を警戒していたそうです。
264年
鐘会が亡くなった後、賈充、荀勗、王沈、裴秀が権力の中枢部に居座った。羊コは中領軍となり、この時初めて、宮廷内外の兵権を握る。
265年
司馬昭が無くなり司馬炎が跡を継いでから、昇進を断り、賈充、荀勗、王沈、裴秀らとの摩擦を避けようとした。
269年
荊州に赴任し対呉戦線の最前線に立つ。
領民を慈しみ、投降してきた軍民に対していたわりの心を見せたため、多くの呉民が半ば亡命という形で羊コのもとに投降。
272年
呉から寝返った歩闡を救援しようとしますが、歩闡は陸抗に討ち取られ、救援は失敗した。
羊コが赴任中、荊州では大きな戦はありませんでした。 城や砦を築き、じわじわと晋の領土を拡大していく作戦で、石城以西もこの作戦で晋の領土としました。荊州を守備していた頃、孫皓の暴政極まり、呉からの投降者は後を断たず。投降してきた呉の武将達からも信頼されるような寛容かつ寛大な態度で、呉との戦いに臨んでいた。呉と戦う際は時間を決めて、こずるい計略は用いることは決してなかった。
もし、羊コの部下が策略を進言してくると、その者を酔い潰して、口を塞いだそうです。
羊コ…いけてます!!
羊コの対呉作戦は、読んでいて癒されます( TДT)…。特に小物武将が大半を占めていた荒みきった三国志演義後半では・・・感動のエピソードのオンパレードです。
- 羊コの部下が二人の子供(呉の民)をしょっぴいてきた時、羊コはすぐにこの子たちを放し、家まで送って上げた。その後、呉将の夏詳、邵顗(ショウキ)が投降してきた際、解放した子どもたちの家族も一緒に投降した。
- 呉将の陳尚、潘景が攻め寄せた際、羊コは彼らを討ち取ったが、彼らの呉への忠誠心を讃美し、手厚く葬った。陳尚、潘景の部下たちに礼を以て遺骸を引き渡した。
- 呉将の鄧香(トウカ)が夏口で略奪を働いていたので、羊コが捕縛。しかし、羊コは彼にごちそうを与えて解放したため、トウ香はこれを恩義に感じて、部下を引き連れて投降した。
- 羊コは呉国内に進行し、領民から食糧を分けてもらった場合、必ず細かく分量を計算し、それに見合った対価(絹など)を渡していた。
- 羊コはよく狩りをしたが、呉の領土で射た得物はみな呉へ渡した。
羊コ…かっこいいっ!男前過ぎます!
呉の人間のハートをガッチリとキャッチ!
それにしても随分投降してきますなあ…。呉の将軍たち。
中でも有名なエピソードは演義にもある通り、陸抗との友情ですね。お互いに酒や薬を贈っていましたね。これだけ徳のある行動をとっているのに、陸抗も「毒酒」なんて贈れませんよね^_^;。
陸抗 三国志の名将陸遜の息子!三国志演義では羊コとのエピソードしかないけど…末期呉の柱石なんだ!
これほどの人物、主役級です。演義後半が「蛇尾」状態だったため、編集部から打ち切りの圧力をかけられ、自分の「アシ」にも足を向けられて寝ていたと思われる羅貫中も、
「も、もう少し待ってくれ!あと、あと少しで羊淑子が出てくるんだあ~!せめて、第130回まで引っ張らせてくれ~」
「駄目DA!孔明が死んでから、『羅貫中先生への励ましのお便り』がゼロ通だぞ!もう終わりなんだYO!」
ジャーマネーとこんなやり取りがあったかもしれませんね…。
1. 羊祜
杜預の様に、漢和辞典には掲載されていませんが、こんな武将が、蜀にいたら、諸葛亮も安心したでしょうに。
うんうん、これだけの武将は、ざらにはいませんよ。
しかし、権力・出世欲のある鐘会は、ほとんど人気のない武将ですね。
カリスマってものがないのでしょうか。
まぎれもない晋の名将でしょう。
http://ameblo.jp/monster-attack-team/
2. ヨウコ。
裏表のない真っ直ぐな存在が、鮮やかですね。信じられる人間って意外と少ないから、三国志の友情がクローズアップされたともいえますが…。
打ち切り…。ジャ○プの技はいつの時代も冷酷でございます。
http://ameblo.jp/fontaine2011/
3. 無題
やはり、ヨウコちゃんとトヨは後半戦の最強コンビですな…!
諸葛菜どのいうように、乱世にあって驚くほど戦い方が、スマートですよね
http://ameblo.jp/mondo-009/
4. 無題
>あと、あと少しで羊淑子が出てくるんだあ~!
当人単独では波乱万丈で実績があり、それでいてさ劇的な最期、でも後のその功績も認められた…という主役級ですね。
問題は蜀は亡び、呉は内紛で死にたい、魏は乗っ取られ晋は遊牧民と交戦中…とか言う当時の情勢なのでしょうが。
>「駄目DA!孔明が死んでから、『羅貫中先生への励ましのお便り』がゼロ通だぞ!もう終わりなんだYO!」
いつもお世話になっている某サイトでも「諸葛亮死後のことやっても露骨にアクセス数が落ちた」と似たようなこと言ってた…
まぁこのあたりは「主役不在」とか言われているのも事実なんだが
http://ameblo.jp/rekishi-yawa/
5. 羊コたん!
羊コたんだー!カックイイー!
羊コと陸抗は本当に憧れる仲ですよね。
敵でありながらあれだけ信頼でしあえるのはすごいです。
陸羊之交!素晴らしい!
マネージャーとのやり取りw
確かに急ぎ足だった演義後半でも
特に羊コが死んでからは一瞬で終わりましたなw
愛されてますねぇ、羊コ。
http://ameblo.jp/musohasaikoudesuyounn/
6. こんにちは(^_^)。
陸抗から「楽毅や孔明とて、彼以上ではあるまい」と褒め称えられたという話はすごいですね。この晋と呉の二人は、読者としては実にありがたい存在です。さもなくば、『演義』の最後は寂しくなってしまいますから…。
http://ameblo.jp/astarte-the-fate/
7. Re:羊祜
>とうそんの見解Ⅰさん
蜀にいたら歴史が変わってしまうくらいの人材ですよね。
鐘会w確かに三國志演義後半を読んでいくと、鐘会の小物っぷりがドンドン明らかに^_^;
http://ameblo.jp/sanguoyanyi/
8. Re:ヨウコ。
>ママリーヌ空(くう)@お寺で着物と音楽を楽しむ若坊守さん
お久しぶりです!
三國志のような世界では、信用できる人の方が少ないですからね・・・こういったエピソードをみると癒されますね^_^
人気が出たら、無理矢理続けさせる編集部。羅貫中も振り回されたのでしょうか^_^;
http://ameblo.jp/sanguoyanyi/
9. Re:無題
>もんどちゃんさん
かっこいいですよね。後半、いや、末期の荒んだ時代に咲く一輪の花・・・羊コと杜預のマッスル・ドッキング・・・見てみたかったですなw
http://ameblo.jp/sanguoyanyi/
10. Re:無題
>ムスカさん
杜預のエピソードを見た時は、なんて劇的なんだろうと思いました。
功績も抜群。晋が圧倒的な力を誇っていた頃でしたし…そこが問題でしたよね。
ほかのサイトでも諸葛亮以後はアクセス集まらないんですね^_^;
最初から諸葛亮死後のみを扱ったブログ…推して知るべし!ですなww
http://ameblo.jp/sanguoyanyi/
11. Re:羊コたん!
>茶釜さん
羊コ、かっこいいっすよね!
陸抗も漢ながら、羊コの寛大っぷりが痺れます。
13億人に一人くらいこういった方がいると、人心地がつくというか^_^;
男前です!
かなりの圧を感じましたな。三國志演義末期。
羊コもできて薬酒を交換してから、プチタイムスリップして、すぐに病床にいましたからね(;_;)
http://ameblo.jp/sanguoyanyi/
12. Re:こんにちは(^_^)。
>呉姫さん
羊コ、凄まじい評価ですな。
羊コのことを調べるまでは全然知らなかったです、こんな素晴らしい武将とは…。
264~280年の間に、この二人の熱いドラマがあっただけでもホッとしますよね。おっしゃるとおり、この二人がいなかったらもの寂しいですよね・・・
http://ameblo.jp/sanguoyanyi/
13. 無題
この2人のエピソードはファンの間でも好きな人が多いですよね♪
私も好きです
http://ameblo.jp/umanari218/
14. ちなみに、思い出しましたが。
思い出したのは、三国志の羊祜の画像を見ていたら、かのモンゴル帝国の、「チンギス・ハーン」や、大元帝国の「フビライ・ハーン」の画像を見ていると言うか、似ているんですね。自分のの思い間違いでしょうか。
http://ameblo.jp/monster-attack-team/
15. Re:無題
>まーくん先生さん
やっぱり、有名なんですね。
三国志演義最後の名シーンみたいですよね
http://ameblo.jp/sanguoyanyi/
16. Re:ちなみに、思い出しましたが。
>とうそんの見解Ⅰさん
そうですよね!確かに似ています!誰かに似ているな~と思っていたのでスッキリしました。
http://ameblo.jp/sanguoyanyi/
17. 無題
羊祜、陸抗大好きです。
ともに衰退・暗転していく三国志終盤の
清涼剤ですね。
http://ameblo.jp/tcpd/
18. Re:無題
>剣龍ノ介さん
羊コ、陸抗いいですよね・・・
清涼剤。
とってもいい表現です!(T_T)
清々しくて、殺伐とした演義後半に潤いをもたらしてくれました。
この二人がいなかったら・・・重いですよね(^_^;)
http://ameblo.jp/sanguoyanyi/